ドイツ旅行記(ロマンティック街道)


ヴィース教会


「ワーグナー/ジークフリート牧歌」
 
 城の出口の近くにあるショップで絵ハガキやお土産を購入したら、徒歩で山を下ってバスが待つ駐車場に向かいます。
 
 バスに乗ったら湖畔のレストランに向かいます。天気が良ければ外の席で湖を眺めながら食事するのですが、あいにくの雨なので店内の席につきます。今日のランチのメインは「マウルタッシェン」です。挽肉や野菜を刻んだものを小麦粉の皮で包んだ餃子のような食べ物です。
 
湖畔のレストラン
湖畔のレストラン
マウルタッシェン
マウルタッシェン
 
 ランチを終えたらバスに乗り込み、午後の観光に出発です。フュッセンの近くまで戻り、そこからのどかな牧草地帯に入ります。
 
ヴィース教会
ヴィース教会
 やがて、牧草地にポツンと建つヴィース教会が見えてきました。教会前の駐車場でバスを下りて、教会に向かいます。
 
 「ヴィース教会」の正式名称は、「鞭打たれる救い主の巡礼教会」です。「ヴィース」は「牧草地」を意味しています。このヴィース教会は世界遺産に登録されています。
 
ヴィース教会の内部
ヴィース教会の内部
 ヴィース教会の内部は、簡素な外見からは想像がつかないほど豪華に装飾されています。
 
 ノイシュヴァンシュタイン城と同じく、内部は撮影禁止なのでショップで買った絵ハガキを使って紹介します。
 
 1730年、シュタインガーデンの修道院で聖金曜日の聖体行列で使用するキリストの木像が作られました。やがて、この木像は使われなくなり、1734年以降は屋根裏に仕舞われてしまいます。
 
 
 1738年3月、この木像をマリアという農家の婦人が譲り受けます。マリアは熱心に祈りを捧げました。すると、3ヶ月後の6月14日土曜日の夕方と続く日曜日の早朝に木像が涙を流しました。「涙の奇跡」の噂はあっという間に広がり、多くの巡礼者が農家を訪れるようになります。
 
 1740年、巡礼者のために牧草地に小さな礼拝堂が建てられます。ところが、その後も巡礼者は増え続けたため、1746〜1754年にかけてヴィース教会が建設されました。建設を担当したのはドイツ・ロココ様式の建築家として知られていたツィンマーマン兄弟です。
 
ヴィース教会の主祭壇
ヴィース教会の主祭壇
ヴィース教会の天井画
ヴィース教会の天井画
 
 
 ロココ様式で装飾された主祭壇は、弟のドミニクス・ツィンマーマンの作品です。主祭壇の中心には、教会の起源になったキリストの木像が安置されています。
 
 天井一面を飾る壁画は、兄のヨハン・バプティスト・ツィンマーマンの作品です。題材になっているのは「キリストの再臨」です。キリストは虹の中央に腰掛けています。虹の下には最後の審判で使用する玉座が用意されています。上には、「天国への門」が描かれています。